2023/03/08
自然素材のこと
人と環境にやさしいシラス壁の特徴
住宅において、塗り壁は人気の高い壁材料の一つです。塗り壁は、その美しい質感や自然な風合いが特徴であり、また、調湿効果や断熱効果など、様々なメリットを持っています。最近では、自然素材や健康に配慮した住宅が注目を集めており、その中でも塗り壁は人気が高まっています。そこで今回は、ほっと住まいるが室内の塗り壁として使用している「シラス壁」についてご紹介します。シラス壁を使うことのメリットなどもご紹介するのでぜひご覧ください。
シラス壁とは
シラスとは、南九州のシラス台地から採取される、火山灰が堆積した白い土を主原材料にした塗り壁材です。
シラスは非常に細かい微粒子の中に無数の穴が開いた多孔質な構造を持っており、シラスの主成分であるケイ酸のおかげでシラス壁には調湿機能があります。(ケイ酸は除湿剤の主原料として使われています)
また、シラスに含まれるアルミナという物質はガスの吸着性能が高く、シラス粒子中の空洞にニオイや化学物質の分子を吸着します。そのため100%自然素材のシラス壁は、エアコンや空気清浄機に頼らなくても室内の空気をきれいにし、いつでも安全で快適な空間をつくりだします。
引用:シラスを知る | 高千穂シラス~100%自然素材の健康・省エネ建材
シラス壁の特徴やメリット
質感や素材感
家の中の嫌なニオイを消臭分解
毎日過ごすLDKはいろいろなニオイが発生しがちです。ワンちゃんやネコちゃんがいるお家ではペットのニオイも気になったりしますよね。シラスには、そんな生活臭やペット臭のニオイの元となる物質を吸着 分解してくれる効果があります。
ストレスや不眠を解消
ストレスが原因で起こる不調の1つに不眠があります。シラス壁はマイナスイオンを生成することが実証されていますので(海外特許取得済)、寝室のシラス壁を施せばリラックス効果やスムーズな入眠が期待できます。
梅雨の湿気や水回りのジメジメを解消
シラス壁は室内の湿度が高くなると、余分な湿気を吸収し、室内の湿度が低くなると湿気を放出する特徴があります。カビやダニの繁殖を抑え、梅雨の時期特有のジメジメとした室内をさらっと改善し、乾燥しがちな冬場は室内の空気を快適な湿度に保ってくれます。
アトピーやぜん息、化学物質過敏症を緩和
シラス壁はホルムアルデヒドなどの化学物質を吸着する機能を備え、100%自然素材且つ科学物質を含まないため、アトピーやぜん息といったアレルギーに敏感な方も安心して過ごすことができます。
環境にやさしい製造工程
シラスはサラサラとした砂のような粒子です。塊で切り出す珪藻土などと違って採取に手間がかからず、粉砕の工程は不要です。また、珪藻土の場合は高温で焼く工程が必要になりますが、シラスの場合は天日乾燥で水分を飛ばすだけで製品化できるため、焼成工程もありません。
その他の工程でもできるだけ機械に頼らず人間の手を使うローテク製法にこだわっている高千穂シラス壁は、大きなエネルギー消費がなく、地球環境への負荷が少ないエコ建材です。
シラス壁を使うことで人と環境にやさしい家づくりができる
家は毎日の暮らしの基本の場所です。健康で快適な生活を送るためには、部屋の空気がきれいであることが大切です。不快なニオイや抑え、体に悪影響を及ぼす化学物質などはなるべくゼロに近づけるために、ほっと住まいるでは100%自然素材のシラス塗り壁を標準仕様としています。人にやさしく、地球環境への負荷が少ないエコ建材「シラス」。家づくりの際はぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか。