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こんにちは。浜松市の工務店、ほっと住まいるの栗田です。


掛川市のY様邸のマシュマロ断熱の吹付工事が完了しました。

上の画像は断熱材吹付の前後を比較したもの。

間柱の厚み分だけ、壁の厚み分、目一杯までマシュマロ断熱が充填されているのが確認できるかと思います。


Y様邸は9月下旬に上棟した物件なのですが、上棟したかと思えばいつの間にかサッシが取付けられ、そうこうしているうちに断熱材の吹付まで完了してしまっています。

今回はそんな現場の進捗と各種打合せのタイミングについてのお話です。


建売住宅と違い、注文住宅はそこに存在しているものを買うわけではないので、契約段階からいろんな仕様をひとつひとつ決めていかなければなりません。

着工前にすべての仕様を決定しておき、一切の追加変更工事が無いようにしておくのが理想と言えば理想なのかもしれませんが、家づくりが初めてのお客様には、これから建てるお家の完成像をイメージしきれない分、それは現実問題として難しいんじゃないかと思います。


弊社の場合、着工前にすべてを決められるお客様は別として、そうでない方は実際には決定期限を留保できるものは工事中にそのタイミングタイミングで仕様決定しているのが現状で、そのタイミングということでいえば、たとえばカーテンなんかは工事の終盤、クロスが張られる頃に決めても十分間に合います。その一方で遅くとも上棟時においては決定しておきたい事項というのもまた存在し、そのひとつが電気配線ということになります。

コンセントやスイッチの配線が壁の中を通っているというのは周知の事実ですよね!?

上の画像のマシュマロ断熱吹付前の様子からもそれは確認できるかと思うのですが、その配線・・・吹付工事が終わると断熱材の中に埋もれてしまいます。

断熱材吹付後にたとえばコンセントの位置を変更したいだとか、コンセントを追加したいだとかというお話が出てきた場合、壁の厚み目一杯まで断熱材が詰まっていてコードを通す余地が無いので、それを行うためにはせっかくキレイに充填されたマシュマロ断熱をむしって配線をやり直すしか手段がありません。

それは職人さんにとっても余分な手間となりますし、なにより性能的にもよくありませんから、そうならないような打合せを十分にしておく必要があります。


裏を返せば・・・断熱材の吹付前であれば最悪、最終的な変更も可能ということでありますから、着工前、図面上の打ち合わせでイメージしにくかったというのであれば、上棟してカタチになった現場で再度、電気配線をはじめ、造作などの確認をしてみるのもイイかもしれませんね。

この記事の作成者

工務アシスタント 栗田 和

宅地建物取引士
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