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こんにちは。浜松市の工務店、ほっと住まいるの栗田です。


浜松市北区のN様邸に可動棚を取付けてきました。

他の工務店さんやハウスメーカーなんかだと、可動棚の取付は大工さんの仕事ということになろうかと思いますが、ほっと住まいるではその作業は各現場担当者が行います。

写真を見ての通り、可動棚のレールはクロスの上から取付けられていますが、ここで考察しなければならないのが大工さんの工程・・・。

大工さんの仕事はクロスの下地となるプラスターボードを張るところまでであって、現場でクロスが張られる頃には次の受け持ち現場へと移っていきます。

つまり・・・可動棚の取付を大工さんにお願いするとなれば、その為だけに一度後にした現場に再び戻ってこなければならないのです。

それは大工さんにとっても手間だし、『自分で出来ることは自分で行う』のがモットーの弊社としては、お手伝いの一環として現場に携わらせてもらっています。


この可動棚・・・材料はラジアータパインといって、ホームセンターの資材コーナーなんかに1.8m×0.9mのサイズで売っています。

幅・奥行を寸法に合わせてカットして使用しているのですが、そんな板だけに設置に際してはダボの上に載せるだけのものとなります。

棚の上に物を載せれば重みでズレることはないという意見もあるのですが、個人的にこのズレそうで不安定な感じがどうにも嫌いで、自分の現場では板に溝をつくることにしています。

こうしておけば棚そのものを何かの拍子で引っ張ったりしちゃっても、そうそう外れませんからね。


さて・・・溝を加工するとなると、レールに対しての位置出しとか、ダボに対しての深さだとかが滅茶苦茶だとかえって棚がガタついたりしちゃいます。

その点、加工に欠かせないのが電動トリマーという工具と自己製作の定規!!

電動トリマーは中心部の黄色い部分の刃が回転することで溝を掘っていく工具です。

電動トリマーを使用するに当たり、まずは自作の定規を可動棚の板に引っ掛け・・・・・・


定規の橙面にトリマーを添えて青面までスライドさせていくと・・・・・・

・・・こんな風に溝がつくれます!!


1枚当たり4カ所の溝をつくって、時間にして2~3分ってとこでしょうかね。

塵も積もればで枚数が多ければ多いほど手間は掛かりますが、それでも丸一日掛かるような仕事ではありませんし、かたや、お施主様としてはずっと使っていくものなので、ほんの少しの小細工で使い勝手が向上するのならば、その手間も惜しくないんじゃないかなと思います。

この記事の作成者

工務アシスタント 栗田 和

宅地建物取引士
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