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こんにちは。浜松市の工務店、ほっと住まいるの栗田です。


今日は浜松市東区中野町の新築現場、O様邸に取付けられた制振ダンパー『ダイナコンティ』のご紹介。


上方のベースを梁、下方のベースを柱に取付けられたコチラの金属部品が制振ダンパー『ダイナコンティ』です。


Dynamic Continue

『ダイナコンティ』の名前の由来はDynamic(ダイナミック)+ Continue(コンティニュー)。いつ襲ってくるかわからない大きな地震から繰り返しお家を守る、力強さと継続性を兼ね備えるものとして『ダイナコンティ』と名付けられているようです。それを更に略してダイコンダンパーって呼んじゃうのはちょっと失礼でしょうかね(笑)


標準仕様にて搭載

弊社では建物は耐震構造を基本としており、長期優良住宅制度において『耐震等級3』が取得できる頑丈な造りとなっています。その等級3を構成する要素の中にダイナコンティの存在は含まれておらず、制振ダンパーを取付けなくとも建築確認申請の許可はもらえます。実際に、ダンパーなど無くとも建てられているお家は世の中にはたくさん存在しますし、それが悪いことだというわけではありません。


しかしながら、最近では弊社で家を建てるお客様の9割以上、ほぼ100%に近い割合の方がダイナコンティを設置しています。それはダイナコンティを標準仕様としているからという一面もあるのですが、地震が起きたときのプラスアルファの安心感を求めて取付けられているような感が見受けられますね。


8本のダンパーを取付け


ダイナコンティは1本や2本設置したところで制震の効果は得られません。

効果が得られるのは概ね6本以上で、O様邸の場合は2世帯住宅という大きさも手伝ってか、8本のダンパーが取付けられています。

こちらの写真では4本のダイナコンティが視認できますが、8本すべてを1枚の写真に収めることはちょっと難しいんですよね・・・。

・・・というのも、ダンパーをどこに設置すれば効果的に地震の揺れを吸収できるかということを販売元のODM社の方で計算してもらった上で取付位置が決定されるので、結果としてダンパーの位置は結構ばらけます。

写真映えはしないかもしれませんが、効果の程はちゃんとした根拠に基づいたものとなっています。


耐震構造にプラスアルファの安心感

耐震等級3・・・これは阪神淡路大震災クラスの数百年に一度起こるような地震の1.5倍の地震力にも耐えられるように設計されたもので、災害時の救護拠点とされる消防署や警察署などの建物に匹敵する頑強さをほこります。そう思うと、耐震等級3の建物は相当安全な建物であるといえますよね。

ただ、そのような強固な建物あっても、倒壊することがないにしても地震が起きればダメージを受けます。地震で10の力が発生したとき、10の力を受け止めることが出来る建物は倒壊しません。でも、ダイナコンティを組み込むことで、その力を5にまで軽減することが出来たら・・・・・・そんなことから弊社では耐震 制振という構造にすべくダイナコンティを標準仕様としており、お客様の方でもそれを受け入れていただいています。

この記事の作成者

工務アシスタント 栗田 和

宅地建物取引士
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