2024/08/06
お家施工レポート
浜松市中央区小池町にてモデルハウス上棟しました
こんにちは。浜松市の工務店、ほっと住まいるの栗田です。
先週のこと・・・浜松市中央区小池町にてモデルハウスの上棟が行われました。
これまで弊社では、建てたモデルハウスは購入希望の方が要ればそれを販売するという形を取っており、これまで7棟のモデルハウスを販売してきました。
それはいずれも掛川市でおこなっていて、今回、浜松市では初の建売型のモデルハウスの上棟となりました。
上棟日には柱や梁などの建物の基本構造となる部分の組み立て作業を大工さん数人掛かりで行います。
この日も6人の大工さんにレッカー屋さん、それにお手伝い要員として弊社から2人と・・・合計9人で作業を行いました。
7:00 作業開始前
職人さんの朝は早く、上棟の日はいつも7:00頃には現場に集合します。
・・・と言っても、そこからすぐさま作業を始めるわけではなく、棟梁が買ってきてくれた缶コーヒーを飲みながら作業開始までの1時間、ダラダラとお喋りをしているのが通例です。
まぁ・・・無駄話ではあるのですが、その無駄話も仲間意識を高めるためには強ち無駄とは言い切れない部分もあるんですよね。
8:00 作業開始
前日の天気が良ければ、前もって1階分の柱を立てておいた状態で作業開始となるのですが、この日は柱を立てるところから作業を開始しました。
といっても、今回は前日の天気が悪かったわけではありません。
逆に良すぎて38℃~39℃という体温越えの猛暑日となってしまったので、無理はせずに当日みんなで作業しようという運びとなりました。
柱を立てた後はレッカー屋さんと連携を取りながら、梁のほぞ穴に柱のほぞをはめ込んでいきます。
1階の梁が組み終わるとこんな感じに。
梁が碁盤の目のようなきれいなマス目状になっています。
2階の部屋数が少なく吹抜もあるお家なので、2階の梁の数は少なめです。
9:15 2階床合板張り・2階柱立て
10:55 2階梁組み
11:47 棟上げ
お昼休憩を挟んで11時47分、無事に棟木が上がりました!!
棟木というのは屋根の一番高いところに横たわって配置される木材のことを言い、こちらのモデルハウスの場合、画像の矢印部分の木がそれに当たります。
ここでちょっとおさらいというか・・・冒頭で触れた名称に関してですが、上棟、棟上げなどの呼び名は『棟』木を『上』げることからそう呼ばれています。
上棟という言葉からすると、棟木が上がった時点で目標達成のような印象を受けますが、棟木が上がったからといって、それで作業が終わるわけではありません。
この日を過ぎれば残りの木工事の工程は基本的に大工さんが一人で行うことになるので、残りの時間は残りの時間で大工さんが大勢集まっているうちに進められるところまで作業を進めます。
17:19 1日目作業終了
棟木が上がった後は、母屋に垂木を打ち、屋根合板を張るところまで進めてここで1日目の作業は終了です。
1階の屋根と2階の屋根とが繋がった大屋根デザインの外観で、8寸勾配というかなり急角度の屋根のお家になりました。
建て方2日目
ほっと住まいるでは、いつも建て方作業を2日間にわたって行っています。
それは、柱などの構造躯体をなるべく濡らしたくないからに他ありません。
・・・と言いつつも躯体が全く濡れないで済むかどうかは天候次第ということになりますので、なかなか難しい面もあるのですが・・・・・・。
一時的に濡れてしまうのは仕方が無いにしても、雨に濡れてしまう状況を1週間も2週間も放置しておくのはやはり良くないので、2日目は耐力面材となる『EXハイパー』を張る作業を行うようにしています。
このEXハイパーですが、施工手順としてはまず寸法通りにカットして、それを外に運び出し、所定の位置に仮留めしたものを仕上げに釘打ち機で固定するという手順となります。
これを大工さんひとりで行うと、技術的に出来ないということはありませんがそれなりに時間が掛かります。
時間が掛かればそれだけ雨に濡れるリスクも高まりますので、役割分担しながら一気に進めてしまいます。
足場の養生シートのおかげで全体像が見えないのですが、無事に耐力面材を張り終えることが出来ました。
さて・・・ここまでは外周りの作業について触れてきましたが、内部は内部で2日間掛けて作業を進めています。
耐震上で必要となる筋交いや、間仕切壁の柱間の設置される間柱、建具上に付くまぐさ等、プレカットして現場納入された部材の取付作業も完了しました。