2024/10/30
お家施工レポート
掛川市下垂木にてモデルハウス上棟しました
こんにちは。浜松市の工務店、ほっと住まいるの栗田です。
10月半ばのこと・・・掛川市下垂木にてモデルハウスの上棟を行いました。
上棟は他にも『棟上げ』とか『建て前』とか、あるいは建築業界用の言葉で『建て方』なんて呼ばれ方もされています。
まぁ、何パターンかある名称をどう呼ぼうが問題ないのですが、それよりも肝心なのはその日に何を行うのかということですね。
上棟日には柱や梁などの建物の基本構造となる部分の組み立て作業を大工さん数人掛かりで行います。
この日も6人の大工さんにレッカー屋さん、それにお手伝い要員として弊社から2人と・・・合計9人で作業を行いました。
7:00 作業開始前
職人さんの朝は早く、上棟の日はいつも7:00頃には現場に集合します。
・・・と言っても、そこからすぐさま作業を始めるわけではなく、棟梁が買ってきてくれた缶コーヒーを飲みながら作業開始までの1時間、ダラダラとお喋りをしているのが通例です。
まぁ・・・無駄話ではあるのですが、その無駄話も仲間意識を高めるためには強ち無駄とは言い切れない部分もあるんですよね。
8:00 作業開始
柱を立て終えた後は1階のの梁を組んでいく作業へと工程が移り、レッカー屋さんと連携を取りながら柱のほぞを梁のほぞ穴にはめ込んでいきます。
1階の梁が組み終わるとこんな感じに。
梁が碁盤の目のようなきれいなマス目状になっています。
9:39 2階床合板張り・2階柱立て
慣れないうちは梁の上を歩くのも結構怖いものですが、経験を積んだ大工さんにとってそれはお手の物。
梁の上をスタスタ歩きながら床合板を並べ、それを釘留めした後は、更に2階の柱を立ててもらいました。
11:36 2階梁組み
1階の柱→1階の梁→2階の床→2階の柱・・・と作業が進むと、今度は2階の梁。
2階の梁を組み終えると、次がいよいよ棟上げです。
13:31 棟上げ
お昼休憩を挟んで13時31分・・・無事に棟木が上がりました!!
棟木というのは屋根の一番高いところに横たわって配置される木材のことを言い、こちらの建物の場合、画像の矢印部分の木がそれに当たります。
ここでちょっとおさらいというか・・・冒頭で触れた名称に関してですが、上棟、棟上げなどの呼び名は『棟』木を『上』げることからそう呼ばれています。
上棟という言葉からすると、棟木が上がった時点で目標達成のような印象を受けますが、棟木が上がったからといって、それで作業が終わるわけではありません。
この日を過ぎれば残りの木工事の工程は基本的に大工さんが一人で行うことになるので、残りの時間は残りの時間で大工さんが大勢集まっているうちに進められるところまで作業を進めます。
1日目終了
棟木が上がった後は垂木や野地板など、屋根の施工をします。
いつもは屋根が完了したあたりで1日目が終了となるのですが、今回は1階部分の耐力面材まで張ることが出来ました。
2日目 外装パネル『EXハイパー』張り
ほっと住まいるでは通常、建て方の作業を2日掛かりで行っています。
それは、柱などの構造躯体をなるべく濡らしたくないからに他ありません。
・・・と言いつつも躯体が全く濡れないで済むかどうかは天候次第ということになりますので、なかなか難しい面もあるのですが・・・・・・。
一時的に濡れてしまうのは仕方が無いにしても、雨に濡れてしまう状況を1週間も2週間も放置しておくのはやはり良くないので、2日目は耐力面材となる『EXハイパー』を張る作業を行うようにしています。
このEXハイパーですが、施工手順としてはまず寸法通りにカットして、それを外に運び出し、所定の位置に仮留めしたものを仕上げに釘打ち機で固定するという手順となります。
先の通り、1階部分の面材は1日目で仮留めまで出来たので、2日目は続きの作業で1階部分の釘打ちと2階部分のEXハイパー張りの作業となりました。
・・・2日間の作業の成果がコチラです。
外装パネルを張り終え、1日目の状態と比べたら随分と家らしくなりましたね。
ここまでは外回りの様子について触れてきましたが、内部は内部で2日間掛けて作業を進めています。
日が傾き、現場が暗くなっちゃったので写真は撮っていませんが、耐震上で必要となる筋交いや、間仕切壁の柱間に設置される間柱、建具上に付くまぐさ等、プレカットして現場納入された部材の取付け作業も概ね完了しました。
建て方の2日間・・・ようやくこの時期らしい気候に近づいてきて、一時期の真夏の暑さに比べたら随分と作業もし易くなりました。
そのおかげで、心なしか作業スピードもアップしたような気がします。