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こんにちは。浜松市の工務店、ほっと住まいるの栗田です。

注文住宅においてはお客様の要望の聞き取りをしながら間取りのレイアウトを考えるわけですが、キッチンの配置もヒアリングすべき項目のひとつとなっています。

そのキッチン配置・・・多くのお客様は対面式を希望されます。
統計を取っているわけではないので正確な数字ではありませんが、間取りを描いている感覚、実際に施工している感覚からいえば、キッチンの9割以上は対面式なのではないかと。

対面キッチンといえば大体のカタチは想像できそうですが、システムキッチンの形状によって、見た目も使い勝手も変わってきます。

木目調の扉カラーが特徴的なキッチンです。
食洗機の形状やコンロなど、ちょこちょこ違いはありますが、ここで注目すべきは天板です。
立ち上がりの壁があって手元が隠れるような仕様の左側のキッチンに対し、右側のキッチンは完全にオープンのフルフラットの天板となっています。


フルフラットのキッチンの魅力


フルフラットのキッチンは、なんといってもスッキリとした見た目が魅力的です。

キッチンの高さで最も多く出回っているのが85cmのものなのですが、この85cmのキッチンで考えたとき、手元を隠す壁を作ろうとすると、その壁の高さは1mくらいになってきます。
たかが15cmの違いですが、その15cmの高さの違いでスッキリ感は全く異なるものとなります。

スッキリ感ともうひとつ、一体感にも注目です。
ダイニング側、或いはリビング側と言えばいいでしょうか・・・コンロやシンクの反対側にも扉材と同じ面材が張られる仕様となる為、システムキッチンそのもののインテリア性が高まり、空間の中で大きくオシャレに貢献してくれます。

対面キッチンに手元隠しの壁を設けた場合、このように・・・・・・

壁の仕上がりは塗り壁とかクロス(こちらの画像はクロス仕上げです)になるため、システムキッチンそのものがインテリアとして活躍するような雰囲気にはなりません。

ただ、手元隠しを設けた上でキッチンと壁との一体感を強調させる方法が無いわけでもなく、こちらの例では・・・・・・

キッチンの扉面材に限りなく近い色合いのクロスを選んであげれば、ある程度は一体感を高めることが出来ます。
しかしながら、キッチン設置面側の壁には白系のキッチンパネルが張られますし、なにより扉面材に近い柄のクロスが見つかるか否かが懸念点としては大きいので、スッキリ見せたい方にはフルフラットのキッチンがおススメです。


手元を隠したⅠ型のキッチン


続いて紹介するのは手元を隠したⅠ型の対面キッチン。

フルフラットのオシャレなキッチンに憧れはあるものの、片付けがどうも苦手だという方にはこちらのタイプがお勧めです。
スッキリと見えてオシャレなのはキッチン天板をキレイに片付けているという前提に立っているわけで、食器らや食材やらが散在しているような場合は、かえってみっともないキッチンという印象を与えてしまいます。

それとは別に、キッチン前に壁を設けることで大きなメリットが発生します。
それは・・・ニッチやコンセント、スイッチなどを設けられるということです。

特に・・・・・・

ダイニングテーブルをキッチンにピッタリとくっつけて配置するような場合、ニッチを設けておけばボックスティッシュ置き場としても活躍しますし、ホットプレート用のコンセントなんかも壁に用意しておくことが出来て便利です。

また・・・・・・

手元隠しの壁をアクセントクロスにするだけでは物足りないときは、積層カウンターを組み合わせて対面側を家具調の仕上がりにしてみたり、本棚造作や飾り棚を設けてみたりするなど、オシャレに見せる方法は幅広くあります。


フルフラットのキッチンと手元を隠したキッチン・・・どちらが格好良くてどちらがダサいということはありません。
双方の特徴を熟慮し、ご自身の生活スタイルに合ったキッチンを選んでみては如何でしょうか!?




この記事の作成者

工務アシスタント 栗田 和

宅地建物取引士
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