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こんにちは。浜松市の工務店、ほっと住まいるの栗田です。


先日の日曜日・・・掛川市富部にてT様邸上棟しました。


上棟は他にも『棟上げ』とか『建て前』とか、あるいは建築業界用の言葉で『建て方』なんて呼ばれ方もされています。

まぁ、何パターンかある名称をどう呼ぼうが問題ないのですが、それよりも肝心なのはその日に何を行うのかということですね。


上棟日には柱や梁などの建物の基本構造となる部分の組み立て作業を大工さん数人掛かりで行います。

この日も6人の大工さんにレッカー屋さん、それにお手伝い要員として弊社から2人と・・・合計9人で作業を行いました。



7:00 作業開始前



職人さんの朝は早く、上棟の日はいつも7:00頃には現場に集合します。

・・・と言っても、そこからすぐさま作業を始めるわけではなく、棟梁が買ってきてくれた缶コーヒーを飲みながら作業開始までの1時間、ダラダラとお喋りをしているのが通例です。

まぁ・・・無駄話ではあるのですが、その無駄話も仲間意識を高めるためには強ち無駄とは言い切れない部分もあるんですよね。



8:00 作業開始



この日は最初の写真の通り、前日に1階の柱を立てておくことが出来たので、1階の梁を組んでいくところから作業を始めました。

レッカー屋さんと連携を取りながら柱のほぞを梁のほぞ穴にはめ込んでいきます。


1階の梁が組み終わるとこんな感じに。

梁が碁盤の目のようなきれいなマス目状になっています。




9:42 2階床合板張り・2階柱立て





慣れないうちは梁の上を歩くのも結構怖いものですが、経験を積んだ大工さんにとってそれはお手の物。

梁の上をスタスタ歩きながら床合板を並べ、それを釘留めした後は、更に2階の柱を立ててもらいました。



11:40 2階梁組み



1階の柱→1階の梁→2階の床→2階の柱・・・とくれば、今度は2階の梁。

2階の梁を組み終えたところで午前中の部が終了。


お昼休憩を取った後、次の作業がいよいよ棟上げです。



13:32 棟上げ



13時32分・・・お昼過ぎには無事に棟木が上がりました!!


棟木というのは屋根の一番高いところに横たわって配置される木材のことを言い、T様邸の場合、画像の矢印部分の木がそれに当たります。



ここでちょっとおさらいというか・・・冒頭で触れた名称に関してですが、上棟、棟上げなどの呼び名は『棟』木を『上』げることからそう呼ばれています。


上棟という言葉からすると、棟木が上がった時点で目標達成のような印象を受けますが、棟木が上がったからといって、それで作業が終わるわけではありません。

この日を過ぎれば残りの木工事の工程は基本的に大工さんが一人で行うことになるので、残りの時間は残りの時間で大工さんが大勢集まっているうちに進められるところまで作業を進めます。



16:13 1日目終了、そして・・・



棟木が上がった後は垂木や野地板の施工へと続き、2階部分の屋根の形が出来たところで作業終了です。


作業を終え、そのまま上棟式・・・そして、この日のメインイベント、お餅投げです。

このところ、上棟でお餅を投げるお家はめっきり少なくなっていました。

ただでさえ少なかったところにコロナの影響もあって、約3年半ぶりのお餅投げでしたね。

近所の方、お友達・・・たくさんの方がお餅を拾いに来てくれて、T様にとっても、思い出に残る上棟の日になったのではないでしょうか!?


作業の途中、約30分くらい強烈な通り雨に遭うというハプニングがあったものの、それ以外は至って順調で、つつがなく建て方を進めることが出来ました。



この記事の作成者

工務アシスタント 栗田 和

宅地建物取引士
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