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こんにちは。浜松市の工務店、ほっと住まいるの栗田です。


この前まで浜松市南区にて施工していたS様邸リノベーション工事のビフォーアフターを工事の様子を交えてご紹介します。


住宅の改修工事においては、以前は『リフォーム』という語が主に使われていましたが、最近では『リノベーション』という言葉もよく耳にしますよね。

ついこの間まで『魔法のリノベ』なんてドラマもやっていましたし、リノベ、リノベーションという語も随分と定着してきた感があります。


ただ、リフォーム、リノベーションという言葉・・・その違いを知っているかというと割と曖昧なところもありましたので、これらについて調べてみると、『リフォーム』は工事によって建物を新築当時の性能に近いものに『戻す』もので、それに対して『リノベーション』は新築当時の性能を更に『高める』工事のことを指すようです。

この定義からすると、クロスの張替えや外壁の塗り替え、水廻り設備の交換などはリフォーム工事に当たり、間取り変更を伴ったS様邸の大規模改修はリノベーション工事にカテゴリー分けされます。


S様邸のリノベーション計画は、ご両親との同居を目的としたもの。

同居を検討するに当たり、2階に若世帯用のお風呂やキッチンを所望しており、それらの設置に伴う間取り変更を必要としていました。


リノベーションの第一歩は解体工事。

それ程傷んでいなかった屋根、作業のための2階の床は残し、それ以外の箇所は骨組みの状態にまで解体!!




解体工事を終えると、現場は大工さんにバトンタッチ。

間取りの再構築へと進んでいきます。


建物を再生させるに当たり、性能を高めていくのがリノベーション工事。

間取り変更による使い勝手の向上、そして、制振ダンパー『ダイナコンティ』や現場吹付発泡の『マシュマロ断熱』を採り入れることで、耐震性能や断熱性能のアップも図ります。


そうして生まれ変わったお家がコチラ!!

ビフォーアフターを比較してみると、ガラッと様子が変わっています。


【 外 観 】


外壁を塗り替え周期の長いKMEWの光セラサイディングに変更。

狭かったバルコニーも、木目がオシャレなLIXILのビューステージに付け替え、季節によってはお酒を楽しめるスペースに。


【 玄 関 】

元々広々としていた玄関は、スペースを半分に分け、新築においても採用率の高い、人気のシューズクロークを備えました。


【 1 階 L D K 】


リビングとダイニングの間にあった間仕切り扉を撤去し、空間を繋げました。

黄肌の無垢カウンターを組み込んだテレビ台、ダイニング脇の栃のカウンターのスタディコーナー、サイプレスの一枚板で仕上げたダイニングテーブルなど、無垢の趣きを感じられる造作も目を引きます。


【 2 階 L D K 】


かつて通し間だった2つの子ども部屋は2階のLDKに。

南の部屋はリビングに、北の部屋はキッチンへと大変身!!


【 寝 室 】


2階にあったご両親の寝室は1階の和室へと移動。

就寝スタイルをベッドとするため、床も畳からフローリングへ切り替えました。

かつての床の間はクローゼットに、そして、床の間の脇にあった物入は造作のテレビ台へと姿を変え、花梨の床柱は造作テレビ台の框として今までのお家の面影を残すことにしました。


【 キ ッ チ ン 】

キッチンはお母様のご希望で対面式に。

S様ご夫婦がアパート暮らしをしていた頃、週末になるとS様ご夫婦と、それからS様のお兄さんご夫婦が集まって食事をする機会が多く、窓際を向いてお食事の支度をすることに寂しさを感じていたようです。

コンロ前をガラスのパーテーションとすることで可視性もよりアップしていますし、より一層お料理に腕を振るえそうですね。


【 浴 室 】

今までお風呂で感じていた一番の不満は冬の寒さということで、冷たいタイルのお風呂から『ほっカラリ床』を搭載したTOTOのユニットバス『サザナ』へと変更。

2ヵ所に付いていた窓も寒さを助長していたとのことで、今度は横すべりのシンプルな窓を1ヵ所に。


【 ト イ レ 】


弊社のモデルハウスを見学して決めた1階のトイレ、ご主人の好きな深緑に奥様こだわりのウィリアム・モリスのクロスをニッチ内のアクセントとして採り入れた2階のトイレ・・・個性の溢れる大人カッコいいトイレになりました。


引っ越しを終えて1ヵ月ちょっと・・・そろそろ生まれ変わったお家にも慣れてきた頃でしょうか!?

こだわりをたくさん詰め込んだお家です。ご家族仲良く、大切に住んでくださいね。

この記事の作成者

工務アシスタント 栗田 和

宅地建物取引士
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