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こんにちは。浜松市の工務店、ほっと住まいるの栗田です。

素材にこだわった健康的な暮らし、動線にこだわった使い勝手の良い間取りという条件を満たしておけば快適なお家が建てられそうなものですが、せっかく建てるお家であるならば、そこに思わず自慢したくなっちゃうようなオシャレな要素も採り入れたいものですよね。

今回は、そんな中でも『天井』に注目した造作のいくつかをご紹介します。

吹抜・勾配天井



これらは造作としてはあまりに有名なので今更説明の必要もないとは思いますが、最大のメリットは開放感が得られることです。

人によっては無駄なスペース、冷暖房効率を下げる要因と捉える方もいるのかもしれませんが、マシュマロ断熱のような高性能な断熱材で家全体をスッポリと覆っていればそれは左程気になりませんし、補助的に空気を循環させるシーリングファンのようなものを設置してあげて冷暖房効率を高めるという手もあります。

それよりもむしろ厄介なのは、間取りによってこれらの提案が出来ない場合があるということです。
どちらにも共通して言えることですが、吹抜・勾配天井にしたいリビングやダイニングの真上には2階の部屋を持ってくることが出来ません。

そういう意味では、どのお宅でも提案できるような造作ではないのがデメリットと言えるかもしれませんね。


これに対し、間取りにとらわれず、どのお宅でも採り入れることの出来る天井造作もあります。

見せ梁



木造軸組工法の家は柱と梁、そして筋交いによって骨組みを形成しています。梁は本来、天井裏に隠れてしまう部材ですが、その構造上で必要となってくる梁の一部をインテリアとして天井に見えるようにする手法が見せ梁です。

弊社で梁に使用している木材は『米松』です。この米松の色合いはカバザクラなどの無垢床材とも自然にマッチし、ナチュラルな内観づくりに良いアクセントとなってくれます。

一方、米松の色が内観のイメージに合わない場合は、梁を塗装したりクロスで巻いちゃったりするのもおススメです。




勾配天井にせよ、見せ梁にせよ、これらの造作は本来の天井高を上げるタイプのご提案でしたが、逆に天井高を下げるというご提案もあります。

下がり天井



これは10cm~15cm程度、キッチンやダイニングの一部を本来の天井高から下げて、下がった部分をアクセントクロスで仕上げたものです。
天井が低くなるというと圧迫感が気になるところですが、その範囲をシステムキッチンやダイニングテーブルの真上に限定すればあまり問題にならないのではないかと思います。

最近ではシンプルでスタイリッシュな内観というものも流行っていて、そうした内観スタイルの中ではどうしても米松の見せ梁は色合い的に浮いてしまいます。
見せ梁は要らないけど、のっぺりしたままの天井だと寂しい・・・なんていうときに有効な造作のひとつです。



下がり天井部分の色は、グレー系やブラック系の他、米松の色とはまた違った木目調のクロスも人気が高いですね。
その際、下がり天井の底面部分はクロス、側面部分は床板などを利用するとキレイに収まります。

この記事の作成者

工務アシスタント 栗田 和

宅地建物取引士
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