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スタッフブログ

こんにちは。浜松市の工務店、ほっと住まいるの栗田です。

2023年もあと僅か・・・皆さん、この時期になると大掃除をするものと思います。
普段やろうと思ってもなかなか腰が上がらないところも念入りに掃除し、新しい年を迎える準備をしますよね!?

せっかくの機会ですので、この機に床のワックス掛けをしてみたら如何でしょうか!?

最近のフローリングはノンワックス仕上げになっているものが多く、そういった床材は特にワックス掛けを必要としません。
ここでいう床とは、床は床でもオイル仕上げの無垢床材のことです。

無垢の床は新築当初はキレイでも定期的なお手入れをしないと汚れが目立ってきてしまいます。
その代表的なものが水滴が落ちたことによって出来る染みです。

最初の内はオイルが効いており、ある程度の撥水効果が見込めるのですが、残念ながらそれは永久的なものではありません。


コチラの写真はナラの無垢床材の切れっ端です。
今年の8月頃に現場で出たものを持ち帰ってコースター代わりに使っていたのですが、薄っすらと輪染みが出来ています。

そうならないようにするためにもオイルは定期的に塗ってあげて、撥水効果を持たせることが肝要です。


自然由来の塗料

では、ワックス掛けを行うのにどんな塗料があるのでしょう・・・。
自然素材の家を提供しているほっと住まいるとしては、塗料もやはり自然由来のものをおススメしています。

たとえば・・・・・・






『未晒し蜜ロウワックス』、『オスモカラー』、『ウッドライフ』などの塗料をほっと住まいるではよく使用しています。

よく使用している・・・と記述しましたが、私も実際に現場に出て塗装作業をすることがあります。
無垢床材の中には無塗装で現場納品されるものもあるので、そういった床材は引渡し前にワックス掛けを行わなければならないし、先日ブログで紹介したダイニングテーブルの塗装作業なんかもしなければなりません。

ダイニングテーブルは現場ごとに製作していますし、無垢床材の塗装は東区のT様邸や森町のY様邸、市野町の弊社打合わせスペースなどで行いましたね。









写真はいずれも無塗装のときと塗装後を比較したものなので、メンテナンスの塗装でここまで顕著に色の違いが出るわけではないかもしれませんが、それでもワックス掛けをしてあげると凄くキレイになります。


適材適所の塗料選び

さて・・・・・・

ワックス掛けにおいて、どこにどの塗料を使用するかということに関して言うと、ダイニングテーブルやカウンターには『未晒し蜜ロウワックス』、床には『オスモカラー』や『ウッドライフ』というのがここ最近のやり方で、塗料の粘度と使用する道具の観点からそうしています。

まず粘度について、ウッドライフ→オスモカラー→未晒し蜜ロウワックスの順で強く、ウッドライフがサラッとしていて一番伸びます。
なので、広範囲を塗るにはよく伸びるウッドライフがおススメです。

次に道具という点について、ウッドライフやオスモカラーの塗装にはコテ刷毛を使用し、未晒し蜜ロウワックスの塗装には家庭用のスポンジを使用します。
ウッドライフやオスモカラーを塗ったコテ刷毛は数日もするとカピカピになって使い物にならなくなってしまうので、テーブルなどをちょこっと塗って終わりにしてしまうのはちょっともったいない気がするんですよね。
(その点からいえば、床にワックス掛けをした後、ウッドライフやオスモカラーで同時にテーブルやカウンターなどを塗るのは有りだと思いますよ。)


塗装時の注意点

まず、シラス壁など内装に塗り壁を使用している場合、塗料が壁に付着しないようにすることが大切です。
オイルを吸い込んだ塗り壁はそこが変色してしまいますからね。

そして、もうひとつは服装です。

ここ何回かの塗装で学んだこと、経験則からのアドバイスとなりますが、ゴム手袋が必須です。
未晒し蜜ロウワックスはいいとして、オスモカラーやウッドライフを素手、もしくは軍手などの布製手袋をして塗装するとベットベトになります。
しかもこれがなかなか落ちないんですね・・・。
以前、森町で塗装した際には現場に石鹼も無く、水で洗ってもベトベトのままで、仕方なくその気持ち悪い手でハンドルを握って帰る破目になりました。結果、ハンドルもベトベトです。

床塗装の際にはズボンや靴下にも注意が必要です。
これまで紹介したオイル系の塗料は塗った後すぐに乾いたタオルで拭き取ってしまいますが、この拭き取り作業の際、或いは塗装作業の際、少なからず塗装箇所を踏んだりもするし、膝がついたりもしてしまうものです。
そうしてオイルの染み込んだズボンや靴下は、どんなに洗濯してもカピカピのままとなってしまいます。
なので、床のワックス掛けは要らないズボンや靴下を穿いて作業するのが賢明です。

この記事の作成者

工務アシスタント 栗田 和

宅地建物取引士
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